先日アメリカの耳鼻咽喉科医のザギー先生から舌小帯短縮症についての講演を聞いてまいりました。

舌小帯短縮症とは舌の裏側についているヒダが短いことで舌の動きが制限されてしまう状態をいいます。
ザギー先生は100本近くの舌小帯短縮症についての論文を書かれ、5000例ものオペの経験がある舌小帯短縮についての知見と技術が世界トップの先生です。
ザギー先生は舌小帯短縮症の治療をすることで、「よく呼吸し、よく眠れるようになり、健康とウェルネスを最適化すること」を目標としています。
歯科医師としてなぜこのことについて学ぶのかというと、舌小帯短縮症があることで歯並びの影響が出てくるので、それを予防するためにというのももちろんありますが、
医療人として「真の健康」を追求すると睡眠ということも口腔内からアプローチすることができるのです。
舌小帯短縮の治療については、ザギー先生も「エビデンスがないから…」という逆風にあっていたそうですが、最近その風向きも変わってきているようでした。
主催の先生方、世界的な先生の話を同時通訳で聞ける貴重な経験をありがとうございました!