大学時代

学生の時はテニスはもちろんでしたが、試験前には先輩に勉強の仕方を教えてもらったり、休みになれば一緒に旅行にも連れて行ってもらったり、充実した学生生活を送ることができたのはテニス部の先輩方がいらっしゃらなければなかったと思います。
テニス部の先輩にはアルバイトの塾講師も紹介していただきました。
塾講師のアルバイトでは中学生と高校生を受け持たせてもらいましたが、人にものを教えることの難しさを痛感しました。しかし、今までできなかった問題ができるようになったり、わからなかったことが理解できるようになった時に、急に生徒の顔が明るくなったのを見るのはとても楽しかったです。
テニス部では4年生の時にキャプテンも務めることができました。私自身はリーダーシップがある人間ではなかったので、人をまとめることがうまくできず苦しい思いもしましたが、テニス部の同期や先輩、後輩に支えていただきながらなんとかやりきりました。人生の中でも本当に濃い一年の一つになると思います。

学生時代は今でも趣味の旅行に大型の休みの度に行っていました。
仲の良かった友達に本州の最北端、最南端、最東端、最西端を踏破する旅を順にしよう！と提案してもらった時はワクワクしましたし、達成した時の喜びは今でも忘れません。
また、他にも学生中は北海道、北陸、中国地方、九州、沖縄にも行きそれぞれの地域で素敵な景色や珍しいものを見たり、おいしいものを食べたりするのが楽しかったです。
社会人になってからも旅行にはよく行っていたので、47都道府県中46都道府県は制覇できました。一つだけ行けていない県があるので近々行きたいと思っています。

4年生から5年生に上がる春休みに東日本大震災がありました。
私は震災当時仙台市内のテニスコートでテニスをしていたのですが、その日の午前中は海沿いの町で遊んでいたので、テニスに助けられたといっても過言ではないかもしれません。
そして、そのあとは小学校などで避難生活を送っていましたが、この時の同期や先輩、後輩たちと助け合いながら過ごすことができました。

6年生の時、国家試験に向けて猛勉強していましたが、私の成績は相当危ない状態でした。
この時も同級生の友達に勉強を教えてもらいながら、なんとか試験を突破することができました。
学生時代を振り返ると本当に先輩、同級生、後輩たちに恵まれていたなと思いますし、様々な場面で助けてもらいながら過ごした学生生活だったと思います。

研修医時代

私は研修医2年目ですぐに何か対応できるほどの知識も技術もなかったので、なにかあったらすぐに連絡できるようにとPHSを片手で握りしめながら、横に付き添うことにしました。すると、その患者さんは点滴の最中に、ご自身の趣味の旅行の事や今まで行ってきたところの事、そして退院後にやりたいことや行きたい場所の事を楽しそうに話してくれました。
その話している笑顔をみながら、「歯医者さんはむし歯を治すだけでなく、患者さんの人生の一部に貢献できる」ということに気づきました。
私自身は幸いにもあまりむし歯にならなかったということや近くの親戚に歯科医師もいなかったので、歯科医師の仕事はおおまかに、むし歯、歯周病、入れ歯の治療を断片的にするものだと勘違いしていました。
今となって考えてみると、実は医者よりも歯科医師の方が患者さんと長い期間にわたってお付き合いすることが多い職業だと思いますし、私自身が目指していた医療者の像がまさにその長い期間にわたってお付き合いをして、その患者さんの人生の一助になることでしたので、実は私自身にとっては医者よりも歯科医師の方がその像に近いと思うようになりました。
それからは医者になれなかったことのもやっとした気持ちはなくなりました。

勤務医時代

大きかったですが、この時も後輩の先生方やスタッフの方にも助けていただきながら務めることができました。

岡崎友愛歯科を卒業した先生はたくさんいらっしゃるのですが、岡崎友愛歯科を卒業した先生はみんなファミリーのような感覚で、定期的に集まって勉強会をしたり、情報交換をしたりとずっと繋がっていける先生方と出会えたのも私にとっても貴重な財産です。
今回の開業にあたっても、たくさんの先生方にアドアイスをいただいたり、業者の方を紹介していただいたりと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

開業